■LEVI’S VINTAGE CLOTHING ヴィンテージクロージング LVC 米国製 S501XX 1944 大戦モデル リジッド 44501購入レビュー

この記事を載せた数ヶ月後「VINTAGE CLOTHING」がリニューアルされ、生地、生産国が変更になってしまいました…新LVCはこの記事のものとは全く別物なので買い間違えにはご注意を!


ホワイトオーク工場閉鎖による残されたコーンデニムモデル

リーバイスの歴史と共に歩んできたデニム生地メーカー、ホワイトオーク工場が2017年末に閉鎖されてしましました。
ホワイトオーク工場製コーンデニムを使用した現行モデル「 made in USA 」シリーズの生地がコーンデニムから切り替わってしまった事を機に、同様にコーンデニムを使用したリーバイスの復刻シリーズ「VINTAGE CLOTHING」もそのうち生地が切り替わるであろうと思い購入しました。

リーバイス S501XX 1944 大戦モデル(復刻版)

第二次世界大戦中に物資統制が強化され細部に渡り簡略化を余儀なくされた501。
品番表記に簡略化(Simplified)を意味するSの頭文字を加えた”S501XX”と刻印され、フラッシャーには”FOR THE DURATION”(戦争終結まで)の文字を記入し、従来の501XXと区別される事となりました。
通称『大戦モデル』、『WWIIモデル』と呼ばれ、『S501XX 1944年モデル』は、その貴重なディテールを細部に至るまで再現したモデルです。

“第二次世界大戦の中、あらゆるディテールの変更を余儀なくされた””S501(R)XX1944Model””。戦時下の資材節約により、アメリカ政府がすべての衣料品メーカーに一定量の金属、布地、糸を取り除き、商品を簡素化することを要請したため、リーバイスもこれに協力し、ウォッチポケットのリベット、クロッチリベット、シンチ、シンチまわりのふたつのリベットを省き、布地と金属の両方を節約した。アーキュエットステッチも、ステッチにかわりペイントする方法を考案。ペンキは洗濯によって徐々に消えてしまうが、購入の際にステッチが確認できることが重要だったため、ペイントを施し販売を行った。 フィットは、ハイウェストなレギュラーフィット。

引用元:リーバイス

シルエット・ディテールの特徴


わかりやすい写真がなくてすみません… ファーストウォッシュ後の縮んで糊付けした状態

S501XX 1944年モデルの特徴として、他の501より股上が深いです。いわゆるハイウエスト。
通常購入しているレングスを基準に買うと長すぎると思います(ロールアップして履くなら大丈夫です)
裾上げをしたくない場合は少し短めのレングスでちょうどいいかもしれません。

S501XX 1944年モデルと言ったら月桂樹ドーナツトップボタンとドーナツボタン。

ペンキによる手書きアーキュエイトステッチも再現。
当時、縫製糸の節約の為Levi’sのジーンズを象徴するアーキュエイトステッチまでもが省略を余儀なくされましたが、ブランドアイデンティティーを守ろうとしたリーバイスは苦肉の策として、ペンキによる手書きのアーキュエイトステッチを描きました。

S501XX刻印レザーパッチ。

既に入手困難!今の時代だからこそ楽しめる復刻モデル

ホワイトオーク工場のコーンデニムを使って第二次世界大戦中に作られていた501を忠実に再現したS501XX 1944年モデル。
本物のヴィンテージには程遠いものだと思いますが、生地から縫製まで全てをアメリカで作ったリーバイスの拘りが感じられるものだと思いました。
高価なヴィンテージ物は中々手が出せないので、比較的安い金額で買える復刻モデルを楽しむのも今の時代だからこそ出来る醍醐味なのかなと思います。
コーンデニムを使ったLVCも現在の販売分で終わりです。
サイズがないなど入手困難になってきているので、自分に合うサイズを見つけたら即買いだと思います。

今回紹介したS501XX 1944 大戦モデル

ビンテージジーンズの完成形と評される1955年モデル

現行の形に近く膝下テーパードシルエット1966年モデル

この記事を載せた数ヶ月後「VINTAGE CLOTHING」がリニューアルされ、生地、生産国が変更になってしまいました…新LVCはこの記事のものとは全く別物なので買い間違えにはご注意を!

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